自己破産とは

カードローンなど、キャッシングの返済で苦しむ人が一度は考える自己破産について。→自己破産という最終手段について
自己破産を成功させると、それまで頭を悩ませていたキャッシングの返済においてこれからは苦しむことがなくなります。
借金を今後は免除されるからです。
ですがそれだけの大きなメリットを手に入れるには、それだけの対価が必要です。
持っている財産の多くが差し押さえられ、処分されることが多いです。
どうしても抱えているキャッシングの負担が大きく、これ以上はもう返済にあてる時間もお金ももう出すことができない。
それならいっそ細々と債務整理などを重ねて返済の負担を多少軽くして今後のキャッシングを助けるくらいなら、自己破産したほうが良いという時も多いので、見極めが必要です。


  • 自己破産のメリットについて
  • 自己破産のデメリットとは
  • 信用情報に傷が残る

目次

自己破産のメリットについて

自己破産すると、今まではあなたの頭を悩ませていたそのキャッシングにおける返済。その返済についてもう再び心配する必要もなくなります。
客観的に見てその返済が不可能だと判断されれば、誰でも自己破産という手段で今後の借金を免除することができますから、ギャンブルなど明らかに自己責任だと判断されなければ、裁判所はそのキャッシングに関して免責してくれます。
現在借入れたお金。そしてその借入額に追随している利息。その支払い。
それにただひたすら苦しみを抱えており、これから述べるデメリットをこえるメリットを得られそうだという判断を下した方はぜひ、債務整理を行うべきです。

軽々しく行うべきではない

確かに手っ取り早く大きなメリットを手に入れることができる自己破産。
ですが自己破産という判断には、どうして自分がそこまで追い込まれているのか。
それを見直す余裕も時間もなくなっています。
どうしてもこの借金地獄から抜け出すには自己破産しかない…!
そんな人だけが自己破産を行うべきです。


自己破産のデメリットとは

借金が免除される自己破産。確かにこれは大きなメリットです。
では反対にどんなデメリットがあるのでしょうか。
まず一番大きいのがやはりなんといっても、多くの財産が差し押さえられてしまうということ。
少ない預金など、手元に残る財産もあるものの、ほとんどは処分されてしまうというあまりに大きなデメリットがあります。
ですがここから新たな生活を始めるのだという覚悟を持って望めば、ある程度のダメージを軽減することは可能です。

官報に載る?

官報という国が発行する機関誌に名前と住所など細かい個人情報が載ってしまうのもデメリットですが、これを一般人が見ることはほとんどありませんから、ここを心配する必要はあまり無いかもしれませんね。


信用情報に傷が残る

自己破産で借金を免除すると、その情報が信用情報に10年間。短くても5年間ほど残ってしまうので、その情報でほとんどの審査に落とされてしまいます。
よほど審査が甘いところか、それこそ法律を無視した貸付を行うヤミ金からしかお金を借入れるしかないでしょう。
自己破産という選択肢を選ぶ人の多くは、再び消費者金融のカードローンやその他フリーローンなどでお金を借入れることで生活を立てなおそうとしますが、できればもうキャッシングに頼らなくても良い生活に切り替えることを目指すべきです。
自己破産は多くの財産を失うデメリットを孕んだ債務整理。
ですがそのお金の不足をカードローンで補おうとするその思考回路をもう一度見直す必要がありそうです。