遅延障害金ってなに?

カードローンなどのキャッシングでお金を借入れて、そのお金の返済、または利息の支払いが期限内に間に合わなかった場合は、その返済遅延を保障するためのお金を支払う事になります。これが遅延障害金です。
当然のことながら、返済が遅くなればなるほどその遅延障害金の値段は上がっていきますから、少しでも早く返済を行うのが吉です。
そしてこの遅延障害金はカードローンなどの借入残高が、返済が進んでいないほど額が大きくなるのも特徴。
期限内に返済を行うのは当然のことながら、返済が間に合わなかったとしても、一日でも早く返済する努力をすることをおすすめします。


  • 遅延障害金の計算方法とは
  • 各カードローンの遅延障害金を比較
  • 返済遅延の情報は信用情報に残る
  • 早い段階で債務整理を

目次

遅延障害金の計算方法とは

遅延障害金の算出方法は簡単です。
借入残高×遅延利率×遅延日数÷365となります。
つまり一日遅れるごとに金額が大きくなる日割りの計算。
例えば50万円の残高に対し20.0%の遅延年率の設定。そして30日返済が遅れたとしたら。
50万円×0.2×30÷365となり、遅延障害金は8,219円となります。
30日遅れたとしても1万円にも満たない遅延障害金。
これを高いと思うか大したことない金額だと感じるのかはその人それぞれ違いますが、払わなくても良いならそれに越したことはないはず。
そして後でも述べることですが、この返済遅延の情報は信用情報に残ってしまうので、後のキャッシングやクレジットカードを作る時の審査に影響が出てしまうのです。
一日でも早く借入れたお金を返済するようにしましょう。


各カードローンの遅延障害金を比較

消費者金融や銀行によって遅延障害金を算出する年率の設定は異なります。
貸金業法が改定されたことで、以前は29.2%まで設定だったこの遅延障害年率ですが、今では20.0%という制限がかかってしまいます。
ですからこの制限いっぱいの20.0%の設定を組んでいる消費者金融が多くなっています。

業者名 遅延障害年率
アコム 20.0%
プロミス 20.0%(実質年率)
新生銀行カードローンレイク 20.0%
三菱東京UFJカードローン 14.6%

大手消費者金融2社と銀行2社の設定する遅延障害年率を見てみましょう。
アコムとプロミスの設定は制限いっぱいの20.0%。
新生銀行レイクのカードローンも20.0%の設定で、三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」の設定は通常の借入れ利率と同じく14.6%です。
それぞれすべてに共通しているのが、その遅延障害金は日割りで増えていき、一日も早く返済を完結したほうが支払う遅延障害金は少ないということ。
そしてその借入れた業者によって違うのは、返済日を後から変えられるかどうか。その融通が効くかどうかという違い。
消費者金融や新生銀行レイクなら返済日の変更が柔軟に変更可能ですが、銀行カードローンは返済日を変更するという選択肢がそもそもないのです。
返済が遅れそうなら、なるべく早くその借入れた業者に連絡して、返済が遅れそうな旨を伝えれば、それに対応してくれる業者も多いです。ぜひ一度相談してみましょう。


返済遅延の情報は信用情報に残る

返済を遅らさないほうが良いもう一つの理由が、その情報が後々の生活に悪影響を与えるからです。
その返済遅延の情報は、信用情報機関に残される信用情報にしっかりと記載されて、その情報は一年間残ってしまいます。
その情報によって返済能力を疑われてしまい、審査で落とされてしまうことがほとんど。→信用情報があなたに与える影響とは
よほど審査が甘いか、それこそほとんど審査をしないヤミ金のキャッシングしか利用できません。
もし再びキャッシングを行う際の審査。またはクレジットカードを作る時の審査を受けたいならば一年間待つ必要があります。


早い段階で債務整理を

返済の負担をかなり軽減するための手段として、債務整理があります。
債務整理はおまとめローンや借り換えローンよりも確実な方法で、返済額や適応金利に直接影響をおよぼすことができます。
有名な自己破産もこの債務整理の中の一つで、自己破産を行えば今後の借金は免除されることになります。
キャッシングの負担を今後軽くしたいと思っているなら、できるだけ早い段階で債務整理を行いましょう。
返済遅延が認められると遅延障害金を支払うことになり、信用情報にその情報が残ってしまうなどの問題が発生してしまいます。