審査で大切な「属性」について知っていますか?

キャッシングやカードローンを行う際に必ず審査を行い、その際「属性」をチェックされます。属性と言う単語は聞いた事が有りますが、その意味を理解している人は少ないといえます。
属性とは、一言で言うと個人情報のこと。
氏名や年齢はもちろん、住所、電話番号、年収、勤め先、職業、職種、雇用形態、勤続年数、住居形態、居住年数、家族構成(配偶者の有無)、子供の有無。
こういった個人情報を入力することにより、申し込みする方の「属性」が浮かび上がってきます。
属性で何が分かるかと言うとその方にどれだけの返済能力があるか。「信用」を簡単にチェックすることができるのです。

信用しあう二人


  • 属性が悪い場合は審査に不利?
  • 属性と信用情報の重要性
  • 消費者金融など貸金業者は属性も重視する
  • 審査落ちしてしまった場合
  • キャッシング審査で重要な雇用形態

目次

属性が悪い場合は審査に不利?

属性が悪い場合は、最悪審査に落とされる可能性があります。
例えば年収が150万、アルバイトを転々としており、一人暮らし、アパート住まいなどと言うと、本当に計画的な返済を行えるのかどうか貸し出し側としては不安に思えます。
不安は審査において不利になるリスクですから、消費者金融などは申し込みをした人を審査で落とす可能性があります。
逆に属性の良い場合は、給料が安くても安定した収入を毎月得ており、配偶者がいて住居は持ち家といった感じ。


属性と信用情報の重要性

属性と信用情報の優先順位ですが、優位に立つのはどちらでしょう。
属性でもある程度の信用をチェックすることができます。
しかし、お金を借り入れる際に確認する属性はあくまで個人情報レベルのもの。
キャッシングに関してどのような履歴があるかと言う事の方が貸し出し業者は気にします。
ですから、属性と信用情報でしたら、優先されるのは信用情報なのです。
いくら年収が良く、安定した収入を得ている方でも、過去に金融事故を起こして居る方は審査に不利です。また、債務整理を経験している方は審査に落とされてしまう可能性が高くなります。
今は良くても、お金を借り入れしたら延滞したり、払いきれず自己破産したり、ということを繰り返す方が多いようです。
信用情報機関では、お金に関する様々な信用情報を管理しています。するとお金に関しての統計学が露わになってくるようです。
ですから、信用情報に問題がある場合はかなりの高確率で審査に落とされてしまいます。


消費者金融など貸金業者は属性も重視する

逆に信用情報は良いのですが、属性が悪い場合はどうでしょうか。
今まで金融事故を起こしたことがなく、過去の借り入れ履歴も非常に綺麗だったしかし現在低所得で非正規雇用者として働き、住居も家賃を払いきれず転々としているそんな方に、消費者金融はお金を貸してくれるのでしょうか。
こういった場合もやはり信用情報が優先されるため、低所得でも安定した収入を得ていればお金を借り入れすることができます。
しかし属性があまりにも悪い場合は、借入限度額を下げられるなどの対応を取られる事があります。
つまり、属性と信用情報は優先順位が決まっているだけで、審査自体に大きく影響与えるものには変わりないということです。


審査落ちしてしまった場合

カードローンやキャッシングの審査に落ちてしまった場合は、審査に落ちたクレジット会社に理由を聞いても、落とされた理由は絶対に答えてくれません。
しかし何かしらの理由があって審査に落とされているので、振り返ってみれば自身で思いた当たる節がある筈です。
過去の借り入れ状況など、取引履歴は綺麗なのですが、公共料金の支払いに大幅に遅れた、家賃を何ヶ月も滞納していたことがある…などと言う事がある場合はそれが原因で審査に落とされてしまうこともあります。
お金を借り入れするという事は簡単ではありません。
最近のカードローンは、申し込めばいとも簡単にお金を借り入れできる…そんなイメージがありますが、信用が薄い方はお金を借り入れすることができません。
また、信用は自分で築くものです。
お金に対して真摯に生きてこなかった場合、借り入れする際自分に全て返ってきます。


キャッシング審査で重要な雇用形態

属性における雇用形態の見られ方ですが、それほど重要ではないと言えます。
もちろん職場はあまりにも転々としている場合は別ですが、契約社員やパート、アルバイトでもカードローンの審査に可決することが可能です。
これは消費者金融だけでなく、銀行系カードローンの場合でも同じことが言えます。
大切なのは、安定した収入を得ているかということです。
いくら正規雇用者として働いていても、収入が全く安定しない場合でしたら、審査で落とされてしまうこともあります。
年収よりも収入の安定感が優先されると思っていてください。
また、正社員として働いていても過去の信用情報に傷がある場合は落とされることももちろんあります。